フリーランスエンジニア実体験ブログ(4年目)

ド田舎から地方都市(名古屋)に出てフリーランスのシステムエンジニア(プログラマー)として独立した管理人S。フリーエンジニアの現実やメリット/デメリット、事前に知っておくべき年収の相場、案件のお話をお伝えしています。

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エンジニアがフリーランスの道を進むと将来の不安がさらに深刻になる理由と、それを打開する2つの選択肢のお話

2017/09/21

ふと気づけば、フリーランスのエンジニアになって4年目に突入した管理人のSです。

さてさて、実は先日、このサイトをご覧いただいた方からメッセージをいただき、実際にお会いしてきました。

美味しいお酒とお食事をいただきつつ、フリーランスになったいきさつや、お互いのエージェントさんに関する情報交換などなど、楽しくお話。その中で、共通した認識として話題に挙がったのが、

「エージェントさんから案件紹介してもらって現場に常駐する、ふつーのフリーランスエンジニアのままじゃ、この先まずいよね」

というもの。

エンジニアがフリーランスに転向するということは、サラリーマンを辞めて自営業になるわけなので、いわゆる「独立」にあたるかと思います。

でも、本当の意味で自立できている訳じゃないんですよね。

いくら、自分で稼いでると言っても、結局のところお金が入ってくるのはエージェントさん経由。

(自分で営業かけて、エンドユーザーから直接仕事を請け負っている方は、今回の記事では対象としていません。)

ある意味、売り上げの100%を1社に頼っている下請けの状態です。

「エージェント会社なんてたくさんあるんだから、1社に頼っている訳じゃない」という反論もあるかもしれませんが、結局のところ、お金の制御権を相手に握られているわけで、誰にコントロールされているか、が変わるだけ。嫌な例えかもしれませんが、鵜飼いの鵜匠と鵜の関係なんです。

契約金額を上げて欲しいと思っても、エージェントさんはそう簡単にウンとは言いませんし、少しずつ上がっていくなんていう期待は持てません。

また、多くの場合は一作業者として淡々と仕事をソツなくこなしていくことが求められるので、新しい技術にチャレンジすることも、何かを提案するような機会も少なくなり、段々と自分自身が停滞している感覚が芽生えてきます。

なんだか、これまで貯めてきた経験値や知識を、少しずつ食いつぶしている気分になって来るんです。

こうなってくると、「あれ、60歳になった時、どうなっちゃうんだろ・・?」なんてことを考えてみたりして、将来の不安がだんだんと大きくなって・・。

ついでに、常駐先のプロパーの方たちの「部長、人事考課の面談、今週の木曜でお願いします!」なんて会話を聞いて、あぁそうか彼らは成長を期待してくれる人が居て、きちんとレールも用意されているのだなぁ・・なんて、隣の芝生をちょっぴり羨ましく思ってみたり。自ら飛び出したはずなのにね。

と、まぁこんな感じで、エージェントさんからの案件のみに依存していると、将来の不安はだんだん大きくなっていくんですよね。特に、プロジェクトが運用フェーズに入って長く安定しているような場合は顕著です。

ずっと同じ技術を使って保守してるだけなので、成長していない焦りを感じつつ・・。

かといって無理に別の案件に移るというのも、はずれを引く可能性があるわけで、それはそれでリスクが高い・・。

実のところ、これらの悩みや不安の根源って、結局は「自分自身で直接お金を稼ぐスキルが無い」という一点に尽きるわけです。

エンジニアのスキルというのは、ほぼ間違いなくニーズがあって、自分はそれを持っている。でも、欲しがっている人を自分で探して声かけて、「その作業はExcelマクロで作業時間が1/10に激減できますよ、はい、○万円になります」と、価値をお金に変えることが出来ない。

だから、エージェントと呼ばれる会社や営業の人に、ビジネスで一番重要な「仕事を取ってくる」部分を丸投げして、うまくマッチングしてもらうんですよね。

仕事を取ってくる=お金を引っ張ってくる、なので、やはりここがビジネスでは一番重要な部分。それを人任せにしてしまっていれば、不安が大きくなっていくのは当然です。

ではどうすれば良いか、と言えば選択肢が2つあるかと思います。

選択肢その1

1つ目はものすごく単純で、「自分でお金を稼ぐ努力をしたら?」という話です。

せっかくフリーランスになったんだから、副業するのにコソコソする必要もありませんし、堂々と顔出しして、もう一つビジネスを起こして、そっちもバリバリやればいいんです。

「昼間は常駐してるし無理なんですけど・・」とか言ってる場合じゃありません。

フリーランスとして独立したからには、立派な経営者です。経営者には3つの時間が必要だと言われます。

1つ目が「目の前にある仕事をこなす時間」、2つ目が「将来の種まきをする時間」、3つ目が「人と会う時間」です。

サラリーマンであれば、1つ目の「目の前にある仕事をこなす時間」だけで良いかもしれませんが、経営者なら、この先どう稼いでいくかを少し長いスパンできちんと考えないといけません。

そして、いわゆる起業家と呼ばれる人たちと同じように、「自分自身で直接お金を稼ぐスキル」を身につけていかなければ、将来の不安は解消されないと思うのです。

#ちなみに現代が資本主義社会なのでお金が基本になるわけですが、例えば岡田斗司夫さんの言う評価経済社会のような別の世界になれば話は変わってきます。

一人でWebサービスをコツコツ作り上げるにしろ、一から営業の勉強をするにしろ、Webマーケティングに取り組んでネット上でお客さんが集まる仕組みを作るにしろ、そういったもろもろに取り組む時間を捻出しなくちゃいけません。これはもう、地道に努力するしかないんですよね。

朝5時に起きてコード書くなりマーケティングの勉強するなりしてコツコツ進めるしかありません。子供を寝かしつけてからPCに向かって寝落ちしながらも、少しずつ前に進むしか無いんです。

僕が取り組んでいるのはこちらのパターン。エージェントさんからの案件とは別の、エンジニアとは全く関係ない仕事に並行して取り組んでいます。ようやく、月の売上10万に届くかどうか、というところまで来たので、数年以内には完全にそちらに軸足を移すつもりです。(FXとかアフィリとか詐欺商材とかじゃなく、普通にコンサルティングのお仕事です。聞かれれば喜んで語りますので、興味のある方は問い合わせフォーム等でお声がけください。)

選択肢その2

さてさて、選択肢の2つ目として、「そういう努力をしない」という手もあります。

それはサラリーマンになるという方法。ちょっとネガティブに聞こえるかもしれませんが、実はそうでもないんじゃないかと思います。冷静に考えれば、現時点では十分合理的な選択肢かもしれません。

と言うのも、今のタイミングなら、割と良い条件でサラリーマンになれる可能性が高いからなんですよね。

いまどきなら住んでいる地域に縛られず、リモートワーク前提で大都市圏の企業に勤めることも出来るかもしれません。

また、今は人材の需給バランスでいえば完全な売り手市場です。厚生労働省の平成28年9月データで情報処理・通信技術者の有効求人倍率は2.47倍、DODAの転職求人倍率レポート(2016年10月)では、IT・通信の求人倍率が驚きの6.32倍になってます。

●厚生労働省・一般職業紹介状況(平成28年9月分)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000140774.html

●DODA 転職求人倍率レポート
https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/

このままフリーランスで行く場合と、サラリーマンに戻る場合のメリット/デメリットを冷静に比較してみる、というのも選択肢としては十分有効だと思うのです。

もちろん、就職した先の会社がいつまで存続するかは未知数ですし、将来の不安が消えるわけではありません。ですが、開発以外のコトに興味が持てないとか、「やっぱりコーディングに没頭していたい」といった思いが強いのであれば、一つの手として考えてみても良いのではないでしょうか。

ずいぶん前ですが、「転職」のエージェントさんにも何度かお世話になりました。相談するのは無料(転職が決まった時に、先方の会社が成功報酬を支払うパターン)ですので、転職市場に詳しいプロの方から、冷静にアドバイスをもらった方が良いかもしれません。

急げヤマト!

ただ、今の人材不足がいつまで続くかは分かりませんので、早めに手を打った方が良いかと思います。

ものすごく根拠のない、個人的な予想なので信用しないで欲しいのですが、なんとなーく「東京オリンピックまでは国内の景気、なんとか持つんじゃね?」という気もします。

逆に言えば、それまでには体制整えといた方が良いのではないかと。「リニア開通までは大丈夫かもよ?」という意見もあるでしょうし、煽っているわけじゃありませんが、自分なりに期限を切って、行動に移した方が良いかと思うのです。

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